
最近、都市ガスとプロパンガスについて、
どちらが良いのか?との質問を多く頂きますので、
一度まとめてみたいと思います。
まずはエネルギー全体のお話ですが、近年はオール電化住宅が増えつつありますが、
実はまだまだ大半の世帯ではガスを使っているのが現状です。
具体的に数字で説明しますと、
プロパンガスは約2,509万世帯、都市ガスは約2,409万世帯で使用され、需要はほぼ拮抗、
意外とオール電化は少なく、約391万世帯です【LPガス資料年報2012年版】
本題のどちらが良いかの答えですが、
結論から言いますと、火力が強いため相対的に使用量が少ないのはプロパンガスなのですが、
毎月のランニングコストを比較すると都市ガスのほうが割安となるケースが多いようです。
理由は、料金制度にあります。
都市ガスが政府の認可を受けた公共料金なのに対して、プロパンガスは事業者が自由に定めることができます。
また、都市ガスは導入時に設備費用が一括して掛かりますが、
プロパンガスでは設置時の初期コストを軽減する代わりとして、
毎月の使用料金に設備費用が上乗せされている場合も多くなっているからなのです。
どちらのしても一番大切なのは、無駄遣いをしない事になるとは思いますが…

※先日、街で見かけた空き地、ここも新築マンションの計画があるようです。
データは少し古いですが、平成25年の総務省住宅・土地統計調査(速報集計)によると、
日本の空き家は820万戸で5年前に比べて8.3%、63万戸増、
空き家率(総住宅数に占める割合)は13.5%となり過去最高となりました。
建物の種別で見ると空き家のうちに共同住宅が占める割合が高いのは、
東京都で70%。ついで神奈川県、大阪府、福岡県、沖縄県が50%台で続いています。
この事は、都市部ではマンション、アパートなどの空き家が多い事を意味します。
しかし、その一方で不思議としか言えない現象が起きております。
それは相続税対策としての賃貸経営です。
上記の通り、これだけ空き家【アパート/マンション】が多く、空室が出ているにも関わらず、
平成25年度の新設住宅着工戸数でみると、賃貸物件は15.3%も増えております。
要因としては、2015年1月から相続税の基礎控除が引き下げられた事が上げられます。
その事により、土地で持っているより賃貸住宅を建てることで
相続税の評価額を下げようという意図が働いております。
しかしこれから数年後、この引き下げが裏目に出てくる事が予測されます。
多様性が広がった現代で、同じような賃貸住宅を同じような時期に建てて、
それが満室経営につながることは非常に困難なのです。
運良く満室になったとしても、次の募集時に苦労されているオーナーさんが多いのです。
土地のオーナーさんも、多様なニーズを反映した賃貸経営を検討する時期にあるのではないでしょうか?

【福岡産 無農薬オクラ、入荷しました】
ネバネバ野菜として特に女性には人気のオクラ。
オクラに含まれるぬめりの成分はガラクタン、アラバン、
ペクチン、といった食物繊維で、ペクチンは整腸作用を促し、
コレストロールを排出する作用や便秘を防ぎ大腸ガンを
予防する効果があると言われています。

お湯が沸騰してから入れ、およそ2分くらいで茹であがります。
2分茹でが最もネバネバがあり、オクラの歯触りも残ります。
茹であがったら、冷水に一旦さらし、まだぬるいくらいですぐに水からだし、
ザルなどに揚げておきます。
浸したままにしておくと水っぽくなってしまいますので、ご注意を…

先日案内しました物件に、
何気に掛かっていた簾。
前の入居者さんが使用していたと思われるのですが、
同行した誰もが「見ているだけで涼しい、このままでいいね」となりました。
これから本格的に、日差しが気になる季節。
大きな窓を遮光ガラスにしたり、カーテンを閉めたりと
色々な対策が考えられておりますが、
どの作戦も風が通らず暑苦しさは消せません。
そこでエアコンとなるのですが、それではいつまでたっても暑さに慣れず、
外出するたび疲れ切ってしまいそう。
そんな時こそ、風通しを保ちながら日差しを遮ってくれる、
昔ながらの民具「簾」ではないかと感じました。
今年はエアコンと簾のハイブリッド対策で
夏を乗り切ってみようと思案中です。

最近、築年数を重ねた物件を案内する機会が多く、
土壁の物件によく出会います。
この土壁、見た目も優しく心地よいのですが、
しっかりとした性能を備えております。
まずは、自然素材ならではの調湿作用。
室内の湿度変化をある程度抑えられ、
夏であれば、室内湿度が低減し、蒸し暑さを抑える効果があります。
更に耐火性に優れ、もし火災が起きても、
材料に化学物質を使っていないので、
有毒ガスが発生しにくいのです。
科学的な素材が無かった時代に使われていた土壁【自然素材】、
現代のあらゆるテクノロジーを駆使して造られる住空間にも負けない
素晴らしい素材だと感じます。
もちろん、画鋲や釘が打てないなどのデメリットもありますので、
ご自身のライフスタイルにあった、使い方をお勧めします。